放射線

PET検査による放射線被曝とは?

PET検査はがん細胞を早期に発見する画期的な手段と近年注目されている方法です。がん細胞だけが吸収する特殊な薬品を体内に注入し、その反応を放射線を照射することで外から確認する方法となっており、通常のレントゲンと同様に微量の放射線被曝を伴う検査方法となっているのです。
PET検査は比較的新しい検査方法であり、放射線を利用するためその放射線被曝が話題に上ることも多いのですが、実際には様々なこれまでのレントゲン検査に比較しても、いちどに被爆する放射線量が少ないため、検査の回数などを考えても基本的に人体には影響がないと言われています。具体的にはPET検査の1回の被曝量が2.2マイクロシーベルトであるのに対し、胃のX線検査が0.6マイクロシーベルト、胸部のCTスキャンが6.9マイクロシーベルトであることから、これまで一般的に行われているレントゲン検査とほぼ同等の被曝量となっているのです。
ただし放射線被曝はその蓄積量が問題となるため、一度の被曝量が少なくても、その回数が増えてしまうと人体に危険を及ぼす可能性があるため、修理をしなければならないと考えている人は多いものです。そのため現在では放射線を利用した様々な検査はあまり頻繁に行われる事はなく、それぞれの検査も緊急時を除いては年に1回程度になっているのが実態です。検査を司る放射線技師はこの点について十分に認識をしており、人体に影響与えるような必要以上の被曝をしないように心がけているのが実態です。
PET検査は画期的ながん検診の方法と注目されており、具体的にはがん細胞が通常の健康な細胞に比べて多量のブドウ糖を積極的に取り込むことから、このブドウ糖に放射線に反応する成分を含んで体内に注入し検査する方法となっています。がんのリスクを考えた場合には微量の放射線被曝でがんの早期発見ができること、またその被曝量がこれまでのレントゲンとほぼ変わらないことから、PET検査は比較的安心で有効な検査方法であると言うことができます。

放射線障害のしきい値とは

放射線障害のしきい値とは何を指すのでしょうか。放射線が人体に悪影響を及ぼすことは広く知られています。被曝線量があまりにも多いとヒトはほぼ確実に全員が死亡するようなレベルもありますし、そこまで行かなくても白血球が減少するとか、吐き気や嘔吐を催すなどの副作用が生じることがあります。
一方で、ではどれだけ少ない放射線量であっても人体にとっては完全に悪影響ゼロとは言えないのか、つまり、どれだけ少ない放射線であっても被曝することは人体に何らかの悪い影響があると言えるのかというと実はそうではありません。ある一定の線量までであれば、人体にとって全く何の悪影響もないとされるレベルが存在します。これを放射線障害のしきい値と呼んでいます。このしきい値を超えて初めて影響が現れ始め、その影響の大きさとか発生する確率はそのしきい値を超えるに従って大きくなっていくことが知られています。
では具体的にこのしきい値はいくらなのかということになるわけですが、これは明確に一つに定まっているわけではありません。個々の人によっても感受性に違いはあるでしょうし、同じ人であっても時と場合によって体調が異なることがあるのと同様、放射線に対する感受性に違いがあっても不思議ではありません。もっと言えば、同じ人であっても臓器や組織によって感受性が異なります。一般に、細胞増殖が盛んにおこなわれている臓器ほど感受性が高く、例えば造血機能を担っている骨髄とか、男性の精巣などは感受性が高い臓器、言い換えれば放射線障害のしきい値が低い臓器です。
ということで、最も感受性が高い臓器に的を絞り、個人差はあまり考慮せずに標準的な人で考えた場合、放射線障害のしきい値は0.1グレイから0.2グレイ程度と考えられています。ちなみに健康診断でも受ける胸部レントゲン検査でも被曝はありますが、その値はこれよりも桁違いに低いものとなっており、心配するようなものではありません。

有機性ヨードと放射線の関係性

有機性ヨードは大正時代から製造されており、本来は有害な無機質ヨードを水素と結びつけてコロイド状にすることで人体に取り入れて様々な働きができるようにしています。その活用方法の中には、放射線を利用した治療法があります。それは甲状腺がんの治療で行われる放射性ヨード内用療法というものです。

 

もともと有機性ヨードはヨウ素という元素であり、ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料として使われます。ヨウ素は昆布やわかめに多く含まれるので、通常はそれらの食材を食べて甲状腺に取り込むことで甲状腺ホルモンがつくられます。そこで放射線を出すヨウ素つまり有機性ヨードを飲めば代わりに甲状腺に取り入れられて、がん細胞の内側から照射できるようになります。

 

甲状腺にヨウ素が取り込まれるという性質を生かしており、放射線が及ぶ範囲も狭いのでがん細胞以外には影響が少ない治療法です。さらに甲状腺がん細胞が別の部分位転移していたとしても、そこにも取り入れられるので高い効果を発揮します。

 

治療の流れとしては、放射線を出す有機性ヨードを飲み込むだけです。甲状腺がん細胞に取り込まれているかどうかは、放射線をスキャンできる測定器を使い、画像をつくって確認をします。場合によっては、転移したに集まらないこともあるので、そうなったら別の治療法を探すしかありません。あとは体内の残存量を計測する機械をつかい一定の基準以下になるまで病院で過ごします。

 

このように有機性ヨードと放射線を組み合わせることで、手術では取り切れない程に小さいがん細胞や転移したがん細胞を破壊することができ患者の命が助かる確率が高まります。

 

ただし、がん細胞ができていない正常な甲状腺にも、この放射性ヨードは取り込まれてしまいますから治療を行うのは手術で甲状腺を取り除いた人が対象です。それから食事で海藻類を食べてしまうと、放射性ヨードの邪魔になります。入院をしながら食事を管理する必要があります。あと取り込んだ放射性ヨードは、便や尿といった形で体の外に排出されますから、それによって周囲の人が被爆しないように専用の容器に入れるなどの管理も必要です。

妊婦通の放射線について

2011年に東北地方で発生した大地震の影響で、放射線の恐さが日本中に広まるようになりました。震災直後は、被ばくしないための安全特集がテレビのニュースで頻繁に放映されたこともあります。放射線は医療に用いられる一方で、多くの量を受けると病気を発生させてしまう危険性が高いと言われています。健康体でも問題が起こる可能性があるのですが、果たして妊婦の場合は安全なのでしょうか。明らかに妊娠していると診察を受けた場合には、医師に相談をして放射線診療を回避するかそのまま受けるかを決めることになります。ところが、妊娠初期でお腹が出ていた状態で自身が妊婦であるという自覚がまだ無い時であれば、健康体だと思って診療を受けることが多いのです。かつて、レントゲン技術が現代のように発達していなかった頃は妊婦がレントゲン検査を受けた際には、子供を堕ろすことが多く行われていました。しかし、現代では線量が小さければ何ら問題はありません。もちろん、線量が大きいとリスクも大きくなりますが胎児でも小さければ安全なのです。では、具体的にどれくらい放射線被ばくをすると影響が出るのかについて見ていきます。受精して妊娠が分かるまでの期間に被ばくをしてしまうと、50mSV以上で流産する危険性が高いと言われています。妊娠後4週から8週の期間であれば、同じように50mSV以上の被ばくで網膜変性や白内障、性器の異常などといった奇形が起こることが多くなります。こういった時期を過ぎても、100mSVで発達障害のリスクが、200mSVで精神発達遅滞のリスクが生じるのです。放射線を少し受けたからと言って、慌てる人がいますが上述の通り一定の数値を下回るようであれば大きな問題は発生することはありません。仮に、仕事などで被ばくの危険がある場合にはきちんと防護服を着用して少しでも浴びるリスクを低下させることが大切です。そのためにも、しっかりと正しい知識を身につけた上で行動することが求められるのです。

抗酸化物質と放射線との関係

放射線による被爆は抗酸化物質の1つ、ビタミンによって放射線障害を防げることが分かっています。
具体的には、ビタミンCの働きで得られるフリーラジカル生成抑制がポイントで、細胞に起こるDNA障害を防ぎます。
高濃度の放射線対策だと点滴が必要ですが、一般的な生活環境であれば、ビタミンCサプリの摂取でも対策が可能となります。
また、ビタミンCサプリの以外の抗酸化物質も有用性が認められているので、抗酸化サプリ全般に役立つ可能性があるといえるでしょう。
1979年に発生した臨界事故の外部被ばくの事例を教訓に、胃腸症候群の防御に関する研究が行われた結果、ビタミンCのフリーラジカル生成抑制の働きが確認されました。
アメリカやイギリスの中にも、同様にビタミンCがDNA損傷を防ぐ報告を行っている研究者がいます。
報告によれば抗酸化物質が内部被曝対策に有用で、比較的摂取しやすいビタミンCを摂取することにより、放射線と共存できるという趣旨です。
放射線の回避も大切ですが、ビタミンを始めとした抗酸化物質の摂取によって、攻めの対策を行うのも大事だと考えられます。
抗酸化サプリはまさに、手軽に始められる対策ですし、健康維持にも役立つので摂取を始める検討の余地があります。
継続が何よりも肝心で、コスト的に無理なく続けられる抗酸化サプリが理想的ですから、この点を考えて選ぶことがポイントとなるでしょう。
勿論、品質と安全性があってこそ、初めて抗酸化サプリ摂取の意味が現れますから、高品質かつ安心して飲めるサプリを選びたいところです。
いずれにせよ、抗酸化サプリは細胞をDNA損傷から守り、放射線に対抗できる体作りをサポートしてくれます。
放射線が降り注ぐエリアを避けつつ、抗酸化サプリで対処を行えば、体が受けるダメージは最小限に抑えられるでしょう。
細胞は日常的に紫外線からダメージを受けていますが、抗酸化物質のお陰で損傷が防げたり、回復の遅れを回避できています。
放射線も同様に、手元に抗酸化サプリがそれを摂取するだけでも、かなり違う結果になると思われます。

page top